【ポケカ】カードの反りの直し方を解説!反りの原因や対策方法は?
2024/11/26
トレーディングカードをプレイしていると誰もが一度は気になる”カードの反り”問題。
この記事では、そんなカードの反りを直す方法について解説!
カードが反ってしまう原因についてはもちろん、カードが反っていることによって起こる問題についてもまとめていくので、反りについて気になった方はぜひチェックしてください!
基本的にカードの反り方は、カードの中央部分が上がる「山反り」(逆反り)と、反対にカードのオモテ面の左右が上がる「谷反り」(順反り)の2種類があります。
カードは、大気中の水分量の影響を受けることで反りが発生します。
カードの紙の部分は、水分量の影響を受けることで膨張や収縮しますが、ホイル加工(光っている方)の面は水分量で変化しないので、ホイル面を起点にどちらかに反ってしまいます。
そのため、光っているカードの方が反りが発生しやすく、ノーマルカードは反りにくいという特徴があります。
谷反り(順反り)の主な原因は「湿気」です。
湿気が原因となっているため谷反りを直す方法は単純で、カードを乾燥させることで谷反りを直すことができます。
湿気の影響を受ける紙の部分が膨張し、湿気の影響を受けないホイル(キラ加工)部分がそのままになることで、U字に反る谷反りが発生してしまいます。(かまぼこなどとも言われます。)
そのため、梅雨の時期などに谷反りがよく発生します。
▼ 谷反りを直すために用意するもの
・乾燥剤(シリカゲルなど)
・密閉容器(タッパー、ジップロックなど)
┗透明で中の状態が見やすいものがおすすめ
直し方は非常に簡単で、タッパーやジップロックなどの密閉できるものに、カードと乾燥剤を一緒に入れておくだけです。
どちらも100円ショップなどで購入することができるので、タッパーや乾燥剤を持っていないという方は安く購入できる100均で揃えるのがおすすめです。
大体1日程度置いておくと反りが治りますが、一緒に入れすぎると今度は逆に反ってしまうので、たまに状態を確認してみるのがいいでしょう。
山反りは谷反りと反対にカードを加湿することで直すことができます。
こちらは乾燥しがちな冬の時期に起こることが多いので、山反りが起きやすい環境の場合は定期的に部屋の空気を加湿して乾燥させすぎないようにすることも大切です。
▼ 山反りを直すために用意するもの
・タッパーなどの容器
┗透明で中の状態が見やすいものがおすすめ
・水分を含ませたスポンジなど
直し方は、水分を含ませたスポンジなどと一緒にタッパーなどの容器に入れることです。
ただし、水分を含ませ過ぎていると滲んだ水がカードを濡らしてしまう可能性があるため、敷居がついている容器にしっかりと絞ってスポンジを入れましょう。
大体1日程度置いておくと山反りが治りますが、一緒に入れすぎると今度は逆方向に反ってしまうので、たまに状態を確認してみるのがいいでしょう。
わざわざ反ったカードを毎回直すのは大変なので、根本的にはカードが反らないように事前に対策を行っておくことが大切です。
本記事では反りに対する3種類の対策方法を紹介するので、対策方法も勉強しておきたい方はぜひ最後までご覧ください。
大会などでは基本的にスリーブに入れてカードを使うことになりますが、スリーブが1重だったり、柔らかいとスリーブ越しでもカードが反ってしまいます。
硬質系のスリーブを使うことで、ある程度カードの反りを抑制することも可能です。
筆者は主にこの方法で対策していて、「おやつスリーブhm」などの硬いインナーにカードを入れることでほとんど反りは気にならなくなっています。
ただし、ポケモンカードのようなデッキの枚数が多いゲームでは、硬いスリーブを使うとデッキが分厚くなりすぎてしまい、シャッフルなどがし辛くなってしまいます。
また、大会によってはスリーブが1重までしか認められていない場合もあるので、そういった場合は、大会前に上記の方法で反りを直しておく必要があります。
▶ 上記画像の防湿庫の販売ページはこちらから
一枚数万円を超えるようなコレクション価値の高いカードを保管する場合であれば、「防湿庫」も反り対策として有効な手段です。
防湿庫は、ケースの中の湿度を調整して保管することができ、主にカメラやコンデンサーマイクといった精密機器をカビから守るために使われています。
現在はトレカ用の防湿庫なども販売されていますが、防湿庫は高額な物が多いので導入するには少しハードルが高いのが難点となっています。
ただし、基本的には強いカードは光っているものなので、デッキから光っているカードを全て抜くということ自体が不可能なケースがほとんどです。
デッキの内容的に、光っているカードを入れないで組むことができるデッキなら、一切光っていないレアリティでデッキを組むというのも選択肢になるでしょう。
また、大会で一部のホイルカードだけ反ってしまうのが気になるのであれば、デッキの全てのカードをハイレアで揃えることで、全部反るようにしてしまうという手段もあります。
これは一種の「マーク行為」になってしまい、対戦相手やジャッジに指摘を受けてペナルティを受けてしまう可能性があります。
基本的に多少反っているぐらいであれば大会で使っても注意されたり、問題になることはありませんが、特に酷い物に関しては対策する必要があるでしょう。
実際にカードショップのショーケースに並んでいる売り物のカードでも、時期によって谷反りや山反りしているものが多いです。
ただし、あまりにも反りが酷い場合や、店舗によっては多少の反りでも買取を減額するところがあるので、その場合は反りを直してから売るか、別の店舗に出してみるのがいいでしょう。
そうなると今度は逆の方法でまた直さないと行けなくなってしまうので、ちょこちょこ状態を確認して、ちょうどいいタイミングで出すようにしましょう。
曲げることで一時的に反りが治るかもしれませんが、無理に曲げたことでカードが歪んでしまったり、折れに繋がってしまう可能性があります。
隙間に小さなかけらなどが入っていた時に、それごと圧縮されてカードに凹み傷ができたりする原因になってしまいます。
できる限りカードに強い負荷がかかってしまうようなことはやらない方がいいでしょう。
結露によって付着する水分はカードの紙の部分をふやけさせてしまう可能性があり、濡れてしまったカードは元に戻すことができません。
そのため、冷蔵庫にカードを入れるのはやめた方がいいでしょう。
軽く当てるくらいであれば問題ありませんが、温めすぎるとホイル加工されている部分に影響を及ぼす可能性があります。
ホイルの種類にもよりますが、ホイルが熱で膨張し、変形してしまう恐れがあります。
そのため、ドライヤーをカードに当てるのはやめた方がいいでしょう。
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この記事では、そんなカードの反りを直す方法について解説!
カードが反ってしまう原因についてはもちろん、カードが反っていることによって起こる問題についてもまとめていくので、反りについて気になった方はぜひチェックしてください!
カードの反り方によって直し方が異なる
最初にカードの反り方(曲がり方)によって直し方が異なるということを必ず把握しておきましょう。基本的にカードの反り方は、カードの中央部分が上がる「山反り」(逆反り)と、反対にカードのオモテ面の左右が上がる「谷反り」(順反り)の2種類があります。
カードは、大気中の水分量の影響を受けることで反りが発生します。
カードの紙の部分は、水分量の影響を受けることで膨張や収縮しますが、ホイル加工(光っている方)の面は水分量で変化しないので、ホイル面を起点にどちらかに反ってしまいます。
そのため、光っているカードの方が反りが発生しやすく、ノーマルカードは反りにくいという特徴があります。
谷反りは乾燥させて直す
谷反り(順反り)の主な原因は「湿気」です。
湿気が原因となっているため谷反りを直す方法は単純で、カードを乾燥させることで谷反りを直すことができます。
湿気の影響を受ける紙の部分が膨張し、湿気の影響を受けないホイル(キラ加工)部分がそのままになることで、U字に反る谷反りが発生してしまいます。(かまぼこなどとも言われます。)
そのため、梅雨の時期などに谷反りがよく発生します。
密閉容器に乾燥剤とカードを入れる
▼ 谷反りを直すために用意するもの
・乾燥剤(シリカゲルなど)
・密閉容器(タッパー、ジップロックなど)
┗透明で中の状態が見やすいものがおすすめ
直し方は非常に簡単で、タッパーやジップロックなどの密閉できるものに、カードと乾燥剤を一緒に入れておくだけです。
どちらも100円ショップなどで購入することができるので、タッパーや乾燥剤を持っていないという方は安く購入できる100均で揃えるのがおすすめです。
大体1日程度置いておくと反りが治りますが、一緒に入れすぎると今度は逆に反ってしまうので、たまに状態を確認してみるのがいいでしょう。
山反りはカードを加湿して直す
山反りの主な原因は「乾燥」です。山反りは谷反りと反対にカードを加湿することで直すことができます。
こちらは乾燥しがちな冬の時期に起こることが多いので、山反りが起きやすい環境の場合は定期的に部屋の空気を加湿して乾燥させすぎないようにすることも大切です。
容器に水分を含んだスポンジを入れる
▼ 山反りを直すために用意するもの
・タッパーなどの容器
┗透明で中の状態が見やすいものがおすすめ
・水分を含ませたスポンジなど
直し方は、水分を含ませたスポンジなどと一緒にタッパーなどの容器に入れることです。
ただし、水分を含ませ過ぎていると滲んだ水がカードを濡らしてしまう可能性があるため、敷居がついている容器にしっかりと絞ってスポンジを入れましょう。
大体1日程度置いておくと山反りが治りますが、一緒に入れすぎると今度は逆方向に反ってしまうので、たまに状態を確認してみるのがいいでしょう。
カードの反りを対策(防止)する方法
実際にカードの反りに対する直し方を紹介しましたが、そもそもカードが反らないように普段から対策をしておけば反りをある程度は防ぐことが可能です。わざわざ反ったカードを毎回直すのは大変なので、根本的にはカードが反らないように事前に対策を行っておくことが大切です。
本記事では反りに対する3種類の対策方法を紹介するので、対策方法も勉強しておきたい方はぜひ最後までご覧ください。
硬いスリーブを使うことで対策する
大会などでは基本的にスリーブに入れてカードを使うことになりますが、スリーブが1重だったり、柔らかいとスリーブ越しでもカードが反ってしまいます。
硬質系のスリーブを使うことで、ある程度カードの反りを抑制することも可能です。
筆者は主にこの方法で対策していて、「おやつスリーブhm」などの硬いインナーにカードを入れることでほとんど反りは気にならなくなっています。
ただし、ポケモンカードのようなデッキの枚数が多いゲームでは、硬いスリーブを使うとデッキが分厚くなりすぎてしまい、シャッフルなどがし辛くなってしまいます。
また、大会によってはスリーブが1重までしか認められていない場合もあるので、そういった場合は、大会前に上記の方法で反りを直しておく必要があります。
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高額トレカの保管は防湿庫もおすすめ
▶ 上記画像の防湿庫の販売ページはこちらから
一枚数万円を超えるようなコレクション価値の高いカードを保管する場合であれば、「防湿庫」も反り対策として有効な手段です。
防湿庫は、ケースの中の湿度を調整して保管することができ、主にカメラやコンデンサーマイクといった精密機器をカビから守るために使われています。
現在はトレカ用の防湿庫なども販売されていますが、防湿庫は高額な物が多いので導入するには少しハードルが高いのが難点となっています。
光っているカードを極力使わない
これは極論ですが、反るカードはホイルがあるカードだけなので、光っているカードを一切使わなければ反りに苦労することはありません。ただし、基本的には強いカードは光っているものなので、デッキから光っているカードを全て抜くということ自体が不可能なケースがほとんどです。
デッキの内容的に、光っているカードを入れないで組むことができるデッキなら、一切光っていないレアリティでデッキを組むというのも選択肢になるでしょう。
また、大会で一部のホイルカードだけ反ってしまうのが気になるのであれば、デッキの全てのカードをハイレアで揃えることで、全部反るようにしてしまうという手段もあります。
カードが反ることによる問題はある?
反りが酷いと大会でペナルティを受ける可能性がある
あまりにもカードの反り方が酷い場合は、裏向きにしていても反りのせいでなんのカードなのか判別できてしまいます。これは一種の「マーク行為」になってしまい、対戦相手やジャッジに指摘を受けてペナルティを受けてしまう可能性があります。
基本的に多少反っているぐらいであれば大会で使っても注意されたり、問題になることはありませんが、特に酷い物に関しては対策する必要があるでしょう。
反りが原因で減額されることは少ない
カードの反り自体は、どのカードでも持っている性質なので、基本的に反りが原因で買取が減額されることはありません。実際にカードショップのショーケースに並んでいる売り物のカードでも、時期によって谷反りや山反りしているものが多いです。
ただし、あまりにも反りが酷い場合や、店舗によっては多少の反りでも買取を減額するところがあるので、その場合は反りを直してから売るか、別の店舗に出してみるのがいいでしょう。
カードの反りを直す際の注意点
乾燥、加湿を放置しすぎない
上記で紹介した方法で、乾燥や加湿を行う際、長時間放置しすぎると逆に乾燥、加湿しすぎてしまうことで、反対側に反ってしまいます。そうなると今度は逆の方法でまた直さないと行けなくなってしまうので、ちょこちょこ状態を確認して、ちょうどいいタイミングで出すようにしましょう。
無理にカードを曲げない
反っているカードをみるとやりがちなことですが、反っている方向と逆の方向にカードを曲げるのはやめましょう。曲げることで一時的に反りが治るかもしれませんが、無理に曲げたことでカードが歪んでしまったり、折れに繋がってしまう可能性があります。
重石の上に置かない
辞書などを使ってカードやデッキごと圧縮することで、反りを矯正しようとする方がいますが、これもおすすめできません。隙間に小さなかけらなどが入っていた時に、それごと圧縮されてカードに凹み傷ができたりする原因になってしまいます。
できる限りカードに強い負荷がかかってしまうようなことはやらない方がいいでしょう。
冷蔵庫で冷やす方法はおすすめできない
しかし、冷蔵庫でカードを冷やすと「結露」してしまう可能性があり、水蒸気などの余分な水分がカードに付着してしまう恐れがあります。結露によって付着する水分はカードの紙の部分をふやけさせてしまう可能性があり、濡れてしまったカードは元に戻すことができません。
そのため、冷蔵庫にカードを入れるのはやめた方がいいでしょう。
ドライヤーでカードを温めない
湿気をドライヤーで飛ばすことでカードの反りを直す方法があります。軽く当てるくらいであれば問題ありませんが、温めすぎるとホイル加工されている部分に影響を及ぼす可能性があります。
ホイルの種類にもよりますが、ホイルが熱で膨張し、変形してしまう恐れがあります。
そのため、ドライヤーをカードに当てるのはやめた方がいいでしょう。
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