ゲームホリック
カイ

カイ(SAR)PSA10の買取価格と最新の相場|今後高騰する?

2024/10/10

ポケモンカード「カイ SAR(VSTARユニバース)」PSA10の買取価格や相場情報をまとめています。

非鑑定品との価格比較や、高騰予想などについても解説しているので、カイSARの値段について知りたい方は是非参考にしてください。

カイ(SAR)PSA10の販売・買取価格

カイ-w60
※価格は9/4時点のフリマサイトやカードショップの取引履歴から調査

時期買取価格販売価格
2024年9月8,000円12,000円

カイ(SAR)PSA10の相場変動

最高価格70,000円
最低価格7,000円
カイ(SAR)PSA10は「VSTARユニバース」発売直後の2022年12月に最も高い金額で取引が行なわれており、PSA10が約7万円で取引されていました。

その後、カイ(SAR)PSA10の価格は右肩下がりで落ちていき、2024年6月に約7千円という最低価格を更新しました。

騰落率は-90%となっており、発売当時と比べると1/10程度で現在は取引されるケースが多くなってきています。 ## 非鑑定品との価格比較
PSA10美品
最高価格70,000円 37,000円
最低価格7,000円 4,500円

カイSARはPSA10と美品でどの時期でも1/2程度の価格差が生まれています。

美品もVユニ発売当時に記録した37,000円が一番の高値となっており、PSA10と比べて半分程度の金額で美品は取引が行なわれていました。

カイSARのエラーカードはいくら?

※価格は9/4時点のフリマサイトやカードショップの取引履歴から調査

販売価格(最低)販売価格(最高)
9,000円12,000円

カイSARのエラーカードは、基本的に1枚9,000円〜12,000円で取引されています。

カイSARのエラーカードはレリーフずれや枠ずれなどが主流ですが、エラーカードの中でも希少性の高い、「レリーフ抜け」のエラーカードが約70,000円という高値で取引されていたことがあります。

エラーカードとは?

エラーカードとは、何かしらの理由で印刷に不備があり、通常とは若干異なるデザインになっているカードのことです。

不備が見つかり次第、以降の印刷では修正されるため、希少性が高く、高値でやり取りされる傾向があります。

▼エラーカードを見分けるための4つのチェックポイント

  • ・カード内の表記が異なるかどうか
  • ・カードの枠線の幅は均等かどうか
  • ・レリーフ加工されているかどうか
  • ・各レア度に準拠した加工がされているか
    →URは全体が金、HRは全体が虹色、SRは縁がレリーフなど

海外版のカイSARはどのくらいの価格になる?

カイ-w60

※価格は9/4時点のフリマサイトやカードショップの取引履歴から調査

販売価格
SR(英語版)2,500円
SR(スペイン版)5,000円
SR(ドイツ版)5,000円

海外版のカイSARは2,500円から5,000円で主に取引が行なわれており、日本語版よりも少し安い金額で取引されています。

海外ではカイ(SAR)PSA10が約40ドル(6,300円)で販売されています。

カイSAR(Vユニ)は今後高騰する?

先に結論を述べてしまうと、カイSARが高騰する可能性はかなり低いでしょう。 理由は主に以下の2点となっています。

  • Vユニの再販が5月下旬にあったので市場にカイSARが再び出回った
  • 来年はレギュ落ちが確定なので新しく買う人が少ない


ここからは詳しい解説やどうなったらカイSARが高騰するのかを紹介していきます。 ### 再販が行なわれているため高騰の可能性は低い

Vスターユニバースは2022年に発売されたパックですが、2024年5月下旬にポケモンセンターオンラインでも1人5パック限定で再販されました。

Vスターユニバースが再販されたこともあり、カイSARが再び市場に出回っているので、2024年内は高騰する可能性は低いでしょう。

今後は購入する人が減るため安くなる可能性が高い

カイSARはレギュレーションが「F」となっており、2025年のスタンダードレギュレーションでは使用することができなくなります。

来年からはデッキに入れるから購入しよう!と思うプレイヤーの方が少なくなるため、市場にカイSARが残りやすくなるので価格が安くなっていく可能性が高いです。

Vスターユニバースが絶版になると希少価値が高くなる

ポケカのパックは発売されてから(※)2年程度で絶版になる傾向にあります。

Vスターユニバースは2022年の12月2日に発売されたパックのため、来年の2025年になると再販が途切れ、絶版になる可能性が高いです。

パックが絶版になるということは、市場にこれ以上のカイSARが増えないということになるため、市場にある分を欲しいユーザー同士で取り合うことになります。

市場に出ている分のカイSARが無くなっていけば、その分需要に対して価格は釣り上がっていくため、Vスターユニバースが絶版になった際は高騰する可能性が高いでしょう。

なぜ2年で絶版になるの?

現在最もメジャーなポケカの大会ルールでは使えるカードに制限があります。

それは3年前に発売されたカードが使えなくなるというものです。

毎年1月にルールの更新があり、更新以降は3年前のカードを大会で使用できません。

aaa-w60

どの年に出たカードなのかは、カードの左下に記載されているアルファベットで確認することができ、2024年の大会で使えるのは「F」「G」「H」と記載されたカードです。

このルールがある以上、例えば来年の2025年に使えなくなるのは「F」と記載されているカードですが、今年「F」のカードを再販しても直ぐに大会で使えなくなってしまいます。

そのため、ポケカでは翌年に大会で使えなくなるカードを基本再録、再販しない傾向にあり、このことから発売されてから3年が経過する前の年には絶版になっていることが多いです。

カイSAR(Vユニ)が高かった理由

VユニのSARサポートの封入率が低く希少性が高い

VスターユニバースのSARサポートは5ボックスに1枚の封入率となっており、カイSARを1点狙いした場合の確率は2%と自引きするのが難しい確率となっています。

自引きするのが難しい結果、シングルで購入する人が増えたことがカイSARが発売直後に高騰していた原因でしょう。

対戦環境でも使われている優秀なカードのため

カイは現在のメタデッキの1つである「パオジアン」デッキに多く採用されており、その他の水タイプデッキでもほぼ必須の汎用カードだったので、高い値段で取引が行なわれていました。

コレクションだけでなく対戦環境でも多く使用されているので、カイに対する需要が高まっていたこともカイSARが高かった要因になっています。

ポケモンでのカイの人気が高い

カイ-w70 カイは「Pokémon LEGENDS アルセウス」で登場した女の子キャラで、可愛い見た目と裏腹にシンジュ団の長を務めており、相棒のポケモンはグレイシアとなっています。

ゲーム内ではストーリーに関わる主要な人物ということもあり、カイの活躍や成長を見ることで心を惹かれた方が多いため、各世代から非常に支持を受けているキャラです。

ゲームでの人気が高いキャラはポケカも価格が高くなりやすいこともあって、カイSARも人気の高さから高騰に繋がりました。

大人気イラストレーター「さいとうなおき」さんがイラストを担当

さいとうなおき-w70 ▷さいとうなおきさんのTwitterはこちら
▷さいとうなおきさんのYouTubeチャンネルはこちら

ユウリSRは有名イラストレーターの「さいとうなおき」さんが担当しています。

さいとうなおきさんが描いたポケカはこれまでに高額で取引されているカードが多く、ユウリSRも将来的な期待値なども含まれたことが、高値で取引されていた要因にもなっているでしょう。

さいとうなおきさんはXのフォロワーも56万人おり、自身のYouTubeチャンネルも登録者55万人を越えるなど、絶大な人気と支持を受けているイラストレーターさんです。

さいとうなおきさんが描いた他のカード

代表的なカード
リーリエSR-W70ロイヤルマスク-W70ピカチュウ-W70

さいとうなおきさんは、これまでにもポケモンカードのイラストを多く描いており、高額カードとして有名な「がんばリーリエ」や「ロイヤルマスク」、ポケモンカードゲーム 20th アニバーサリーフェスタを記念した「ピカチュウ」など様々なカードを担当しています。

今までに描いたポケカは325枚となっており、ポケカ界隈では知る人ぞ知る有名なイラストレーターさんと言えるでしょう。

カイSAR(Vユニ)の基本情報

カイ-w60

カードの種類トレーナーズ/サポート
レギュレーションE
型番s12a 236/172
レアリティSAR
イラストレーターNaoki Saito
(さいとうなおき)
効果
自分の山札から水タイプポケモンとグッズをそれぞれ1枚ずつ選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。

汎用性が高く水タイプのデッキには必須クラスのカード

カイの効果は水タイプのデッキと相性が高く、多くの水タイプデッキで採用されている人気の高いトレーナーズカードとなっています。

序盤であれば水タイプポケモン+ふしぎなアメを手札に加えて、一気にポケモンを進化させて盤面を加速させることもできたり、中盤以降であればプライムキャッチャーを手札に加えてサイドを取っていくような動きもできるなど、使い勝手の良いカードの1枚です。

カイSAR(Vスターユニバース)の入手方法は?

VSTARユニバース-w70

収録パック発売日
ハイクラスパック
VSTARユニバース
2022年12月2日

カイSARは、2022年12月2日に発売された「Vスターユニバース」に収録されています。

Vスターユニバースはハイクラスパックとなっており、これまでに発売されたハイクラスパックは絶版になった後は高値で取引されているため、Vスターユニバースも絶版になった後に高騰する可能性があります。

カイSARの封入率(パックから出る確率)

レアリティ封入率種類確率
UR10box/1枚全4種約2.5%
SAR
サポ
5box/1枚全10種約2.0%
SAR
ポケ
1box/1枚全24種約4.1%
SR
サポ
4box/1枚全6種約4.1%
SR
エネ
1box/1枚全8種約12.5%
K1box/1枚全6種約16.6%
AR1box/3枚全36種約8.3%
RRR1box/2枚全17種約11.7%
RR1box/4枚全30種約13.3%

VスターユニバースのSARサポートは5ボックスに1枚の封入率となっており、カイSARを1点狙いした場合の確率は2%となっています。

サポートSARが10種類入っているので1点狙いはかなり難しいので、今からカイSARを入手する場合はシングルで購入するのが良いでしょう。

なぜPSA鑑定で価格が上がる?

通販やネットでも安心して取引できる

PSA鑑定済みのカードは、状態が保証されているのが一番の強みでしょう。

ネットや通販でカードを購入する場合、店頭のように実際の状態をしっかりと確認することができないため、思っていたよりも状態が悪いカードが届く可能性があります。

しかし、PSA9やPSA10の鑑定済みカードであれば、基本空けることのできないケースに入った状態のまま発送されることになるので、傷の心配をする必要がありません。

通販やネットでの取引でも安心して行えるので、鑑定されていないカードよりも値段を付けやすいという特徴があります。

PSA10の希少性が高い

PSA鑑定では、PSA1〜PSA10まででカードの状態にグレードが付けられます。

中でもPSA10の個体は初期傷やセンタリング、裁断痕といった、パックを空ける前の状態から決まっているようなカードの状態すらも重要になるという厳しい審査を乗り越えないと付かないため希少性が非常に高いです。

そのため、PSA9かPSA10かでも大きく価値が変動し、カードによってはPSA10で倍以上の値段が付くものもあります。

鑑定自体にかなりお金がかかる

鑑定のプランや、鑑定して貰うカードの価格によっても値段が変わってきますが、一番安い「バリューバルク」でも1枚あたり2,640円の費用がかかります。

そのため、PSA鑑定自体にかかる分の金額がPSA鑑定品の取引価格に上乗せされます。

まとめ

カイ(SAR)PSA10は、発売当初の高騰から落ち着きを見せていますが、人気イラストや希少性、対戦環境での有用性など、依然として価値の高いカードであることに変わりありません。

今後の価格は需要と供給によって変動していくと考えられますが、長期的な視点で見れば再び高騰する可能性も秘めていると言えるでしょう。