
【ポケカ】「ワザの効果を受けない」カード一覧|ダメージと効果の違いは?
2025/01/21
ポケカ(ポケモンカード)の「ワザの効果を受けない」カードを一覧でまとめています。
ポケカ初心者の方向けに、「ワザのダメージ」と「ワザの効果の違い」や処理順の解説、実際のカードを例として挙げながらワザの効果を受けないパターンなどについて紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
一部Fレギュレーションのカードが入っているため、2025年1月24日から使用できなくなるカードがあるので、デッキに入れる予定の方はご注意ください。
そのうち、「ワザの効果」部分を無効化できるのが「ワザの効果を受けない」という効果です。
反対に「ワザのダメージを受けない」となっているカードは、「ワザのダメージ」を受けません。
例として、上記の「マスカーニャ」が持っている《トリックマント》を、「ワザの効果を受けない」効果がかかっているポケモンが受けた場合の処理を見てみましょう。
ワザを処理する順番は、
1.ワザのダメージ
2.ワザの効果
3.ダメージを受けたときにはたらく相手のポケモンの効果
4.きぜつ処理
という4つの手順を踏んでいきます。
まず初めに、ワザ《トリックマント》には40点のダメージがあるため、これはそのまま受けることになります。
次にワザの効果部分である「相手のバトルポケモンのエネルギーを1個手札に戻す」という効果が発動します。
この時、対象に選ばれたポケモンが「ワザの効果を受けない」効果を持っているため、エネルギーを手札に戻す効果は不発になり、エネルギーが手札に戻されることはありません。
このように「ワザのダメージ」は無効化できず、「ワザの効果」だけ無効化できるのが「ワザの効果を受けない」という効果です。
「じゃあ、ワザの文章部分を全部受けなくなる効果ってこと?」という効果にも見えますが、実はそういうわけではありません。
例として、今度は「かがやくゲッコウガ」の《げっこうしゅりけん》を挙げて解説していきます。
ポケカでは、ワザ《げっこうしゅりけん》のように、ワザ名の右側ではなく、文章部分に「〇〇ダメージ」と数値が記載されているものがあります。
これもワザの効果ではなく、「ワザのダメージ」になります。
扱いとしては、ワザ名の右側に数値が記載されているものと同じになります。
そのため、「ワザの効果を受けない」効果で、ワザの文章部分に書いてあるダメージを無効化することはできません。
また、一部のワザの説明文に書かれている[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]という効果も、ワザのダメージの一環として扱われます。
「ワザの効果を受けない」効果を持っていても抵抗力は働きません。
文章部分のダメージを無効化できないのと似た要素で、「パオジアンex」の《ヘイルブレード》のような”条件を満たすことで加算されるダメージ”部分も無効化することはできません。
数値部分が「〇〇+」や「〇〇×」のように記載されているワザのことです。
「ワザの効果を受けない」効果は、”自身が受ける効果を無効化しているに過ぎない”ため、相手のポケモンがワザの効果で受けた恩恵自体を無効化することはできません。
実質的にダメージを受けることになるワザの中でも、いくつか「ワザの効果を受けない」効果で無効化することができるものがあります。
一つ目が「ダメカンをのせる」系のワザです。
ヤミラミの《ロストマイン》のように、ダメカンを直接相手のポケモンに乗せるという効果を持つワザがあります。
これは、ワザの効果扱いになるため、「ワザの効果を受けない」効果を持っているポケモンにはダメカンを乗せることができません。
次に実質的にダメージを無効化できるのが、トドロクツキexの《くるいえぐる》や、ギラティナVSTARの《スターレクイエム》による「きぜつさせる」効果です。
これらは相手のポケモンのHPがどれだけ残っていようと問答無用で倒すことができる強力なワザですが、「ワザの効果を受けない」効果を持っているポケモンには無力です。
「相手のバトルポケモンをきぜつさせる。」はワザの効果扱いになるため、この効果による影響を受けることはありません。
ワザの効果部分で「どく」「やけど」「ねむり」「マヒ」「こんらん」の特殊状態を付与する効果も「ワザの効果を受けない」効果で無効化することができます。
例としてキラフロルexのワザ《ポイズンジェム》を受けた場合、ダメージ部分の140点は受けることになりますが、「どくにする」効果は無効化することができるため、どく状態になる事はなく、ポケモンチェックでダメージを受けることもありません。
効果を与えられた後に受ける「ワザの効果」は無効化できますが、それ以前に受けた効果はなくなりません。
「ワザの効果を受けない」効果は、その効果を受けているポケモンだけが恩恵を受けられる効果です。
「相手は〇〇する」や、「相手は〇〇できない」といった、プレイヤー自体にかかる効果を防ぐ事はできません。
ワザの効果に頼って戦うデッキは一部となりますが、特定のデッキに対して優位に戦うことができるようになるため、ミストエネルギーを採用する「ルギアデッキ」などは一部のデッキに対して非常に強力な存在となっています。
ただし、こちらも特定のデッキに対してのみ有効な手段となるので、汎用性はそこまで高くないので、ワザの効果を受けないという能力を過信しすぎないようにしましょう。
パオジアンexのようにダメージを追加する効果などは無効化できないので、高火力のダメージを出せるポケモンで倒すというのがおすすめです。
現在の環境でワザの効果を受けないカードは「ミストエネルギー」の採用率が高いですが、こちらのカードに対抗する手段として「シンオウ神殿」をデッキに入れるのがおすすめです。
シンオウ神殿は特殊エネルギーの効果を無くすことができるので、ワザの効果を受けないというミストエネルギーの効果を消すことが可能です。
▼ ポケカレおすすめ記事の一覧
ポケカ初心者の方向けに、「ワザのダメージ」と「ワザの効果の違い」や処理順の解説、実際のカードを例として挙げながらワザの効果を受けないパターンなどについて紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
ワザの効果を受けないカード一覧
※現在のスタンダードレギュレーションで使えるカードのみ掲載しています。一部Fレギュレーションのカードが入っているため、2025年1月24日から使用できなくなるカードがあるので、デッキに入れる予定の方はご注意ください。
関連記事
特性でワザの効果を受けないカード
カード | 効果 |
---|---|
![]() | フレアヴェール このポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 |
![]() | まもりのきんし このポケモンがいるかぎり、エネルギーがついている自分のポケモン全員は、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。(すでに受けている効果は、なくならない。) |
![]() | へいきなしぼう このポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 |
![]() | ひかりのはどう 次の相手の番、このポケモンは相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 |
ワザの効果を受けないワザを持っているカード
カード | 効果 |
---|---|
![]() | クリスタルスター 次の相手の番、このポケモンはワザのダメージや効果を受けない。[対戦中、自分はVSTARパワーを1回しか使えない。] |
![]() | オラクルプレス 次の相手の番、このポケモンは相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 |
エネルギーでワザの効果を受けないカード
カード | 効果 |
---|---|
![]() | このカードは、ポケモンについているかぎり、エネルギー1個ぶんとしてはたらく。
このカードをつけているポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。(すでに受けている効果は、なくならない。) |
グッズでワザの効果を受けないカード
カード | 効果 |
---|---|
![]() | このカードは、HP60のタイプのたねポケモンとして、場に出せる。このカードは、特殊状態にならず、にげられない。
自分の番の中でなら、場に出ているこのカードをトラッシュできる。 このポケモンは、相手のポケモンが使うワザの効果を受けない。 |
ワザの効果を受けないとは?
ポケモンカードのワザには、「ワザのダメージ」と「ワザの効果」の2種類の要素があります。そのうち、「ワザの効果」部分を無効化できるのが「ワザの効果を受けない」という効果です。
反対に「ワザのダメージを受けない」となっているカードは、「ワザのダメージ」を受けません。

例として、上記の「マスカーニャ」が持っている《トリックマント》を、「ワザの効果を受けない」効果がかかっているポケモンが受けた場合の処理を見てみましょう。
ワザ:トリックマント
のぞむなら、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、相手の手札にもどす。
ワザを処理する順番は、
1.ワザのダメージ
2.ワザの効果
3.ダメージを受けたときにはたらく相手のポケモンの効果
4.きぜつ処理
という4つの手順を踏んでいきます。
まず初めに、ワザ《トリックマント》には40点のダメージがあるため、これはそのまま受けることになります。
次にワザの効果部分である「相手のバトルポケモンのエネルギーを1個手札に戻す」という効果が発動します。
この時、対象に選ばれたポケモンが「ワザの効果を受けない」効果を持っているため、エネルギーを手札に戻す効果は不発になり、エネルギーが手札に戻されることはありません。
このように「ワザのダメージ」は無効化できず、「ワザの効果」だけ無効化できるのが「ワザの効果を受けない」という効果です。
効果に記載されているダメージは受ける

「じゃあ、ワザの文章部分を全部受けなくなる効果ってこと?」という効果にも見えますが、実はそういうわけではありません。
例として、今度は「かがやくゲッコウガ」の《げっこうしゅりけん》を挙げて解説していきます。
ワザ:げっこうしゅりけん
このポケモンについているエネルギーを2個トラッシュし、相手のポケモン2匹に、それぞれ90ダメージ。[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]
ポケカでは、ワザ《げっこうしゅりけん》のように、ワザ名の右側ではなく、文章部分に「〇〇ダメージ」と数値が記載されているものがあります。
これもワザの効果ではなく、「ワザのダメージ」になります。
扱いとしては、ワザ名の右側に数値が記載されているものと同じになります。
そのため、「ワザの効果を受けない」効果で、ワザの文章部分に書いてあるダメージを無効化することはできません。

また、一部のワザの説明文に書かれている[ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。]という効果も、ワザのダメージの一環として扱われます。
「ワザの効果を受けない」効果を持っていても抵抗力は働きません。
ダメージを追加する効果も無効化できない

ワザ:ヘイルブレード
自分の場のポケモンについている水エネルギーを好きなだけトラッシュし、その枚数×60ダメージ。
文章部分のダメージを無効化できないのと似た要素で、「パオジアンex」の《ヘイルブレード》のような”条件を満たすことで加算されるダメージ”部分も無効化することはできません。
数値部分が「〇〇+」や「〇〇×」のように記載されているワザのことです。
「ワザの効果を受けない」効果は、”自身が受ける効果を無効化しているに過ぎない”ため、相手のポケモンがワザの効果で受けた恩恵自体を無効化することはできません。
ダメカンを乗せる系の効果は無効化できる

実質的にダメージを受けることになるワザの中でも、いくつか「ワザの効果を受けない」効果で無効化することができるものがあります。
一つ目が「ダメカンをのせる」系のワザです。
ワザ:ロストマイン
このワザは、自分のロストゾーンにカードが10枚以上あるときにしか使えない。ダメカン12個を、相手のポケモンに好きなようにのせる。
ヤミラミの《ロストマイン》のように、ダメカンを直接相手のポケモンに乗せるという効果を持つワザがあります。
これは、ワザの効果扱いになるため、「ワザの効果を受けない」効果を持っているポケモンにはダメカンを乗せることができません。
きぜつさせる効果を無効化できる

次に実質的にダメージを無効化できるのが、トドロクツキexの《くるいえぐる》や、ギラティナVSTARの《スターレクイエム》による「きぜつさせる」効果です。
ワザ:くるいえぐる
相手のバトルポケモンをきぜつさせる。その後、このポケモンに200ダメージ。
これらは相手のポケモンのHPがどれだけ残っていようと問答無用で倒すことができる強力なワザですが、「ワザの効果を受けない」効果を持っているポケモンには無力です。
「相手のバトルポケモンをきぜつさせる。」はワザの効果扱いになるため、この効果による影響を受けることはありません。
特殊状態系も無効化できる

ワザの効果部分で「どく」「やけど」「ねむり」「マヒ」「こんらん」の特殊状態を付与する効果も「ワザの効果を受けない」効果で無効化することができます。
ワザ:ポイズンジェム
相手のバトルポケモンをどくにする。
例としてキラフロルexのワザ《ポイズンジェム》を受けた場合、ダメージ部分の140点は受けることになりますが、「どくにする」効果は無効化することができるため、どく状態になる事はなく、ポケモンチェックでダメージを受けることもありません。
すでにかかってしまっている効果はなくならない
注意点として、すでにワザの効果で特殊状態を受けているポケモンが、何らかの効果で「ワザの効果を受けない」効果を与えられたとしても、特殊状態が回復する事はありません。効果を与えられた後に受ける「ワザの効果」は無効化できますが、それ以前に受けた効果はなくなりません。
プレイヤーにかかる効果は防ぐことができない

「相手は〇〇する」や、「相手は〇〇できない」といった、プレイヤー自体にかかる効果を防ぐ事はできません。
ワザ:とこやみ
次の相手の番、相手は手札からグッズを出して使えない。
ワザの効果を受けないカードの強み
特定のデッキに対して優位に戦える
既に記事で紹介した通り「ヤミラミ」や「トドロクツキex」など強力なワザの効果を持って戦うデッキに対してワザの効果を受けないカードは強力なカウンターカードとなります。ワザの効果に頼って戦うデッキは一部となりますが、特定のデッキに対して優位に戦うことができるようになるため、ミストエネルギーを採用する「ルギアデッキ」などは一部のデッキに対して非常に強力な存在となっています。
壁役として使うことができる
ワザの効果を受けないカードは、壁役として活用することもできるので、自身の盤面を整えるための時間稼ぎとして使うことも可能です。ただし、こちらも特定のデッキに対してのみ有効な手段となるので、汎用性はそこまで高くないので、ワザの効果を受けないという能力を過信しすぎないようにしましょう。
ワザの効果を受けないカードの弱みと対策
ワザのダメージで倒す
シンプルな回答になりますが、ワザの効果を受けないカードは「ワザのダメージで倒す」というのが一番簡単な解決方法になります。パオジアンexのようにダメージを追加する効果などは無効化できないので、高火力のダメージを出せるポケモンで倒すというのがおすすめです。
ミストエネルギーはシンオウ神殿で対策

現在の環境でワザの効果を受けないカードは「ミストエネルギー」の採用率が高いですが、こちらのカードに対抗する手段として「シンオウ神殿」をデッキに入れるのがおすすめです。
シンオウ神殿は特殊エネルギーの効果を無くすことができるので、ワザの効果を受けないというミストエネルギーの効果を消すことが可能です。
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